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土星の環の変化07~09 09.05.03掲載 [天体写真]

 09年5月2日に土星中心の観望会を行いました。気流の状態が良かったのでコンパクトデジカメで写真を撮り、07年・08年のものと合わせてスライドショーにしてみました。

 09年の環は私の写真ではほとんど写っていません。肉眼でははっきりと細く見えますが、写真で同じように表現するのは非常に難しいです。明るく面積のあるものはそれなりに写ってくれますが、暗く点や線状のものは望遠鏡の口径が必要だったり、気流の状態・ピント・露出・ブレなど難しい条件が沢山あり一筋縄ではいきません。それでもなんとか細い環の感じが分かるでしょうか?

  土星は約30年で太陽の周りを一周します。環が傾いたまま平行移動で太陽を回っているイメージなので15年間は南側が見え、15年間は北側が見えます。その切り替わる時には環を真横から見ることになり見えなくなります。それは土星が約14億キロメートルも離れているのに環の厚さがたった100メートル程しかないためです。

 今年2009年がその年に当たるので現在かなり細く見えています。厳密には太陽の光が真横から環に当たる8月11日と、真横から環を見ることになる9月4日が環の消失となります。しかしその頃は太陽に近く、実際見ることは非常に難しいです。 今年はあと1~2か月で土星の観望シーズンが終わります。皆さん、今のうちに極細の土星の環を見ておきましょう!!

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