仙台市天文台に行ってきました。

　去る5月17日に仙台市天文台に行ってきました。時間の関係で展示室は見る事ができませんでしたが、ひとみ望遠鏡(口径1.3m)の説明会に参加し、プラネタリウムを鑑賞しました。夜の天体観望会も参加予定でしたが、曇りで雨が降りそうな状況で中止となりました。　天文台の南側には「惑星広場」があり天文計測器のオブジェが展示されていました。
　主力の「ひとみ望遠鏡」です。口径1.3mなのでひと（1）み（3）なんだそうです。ハワイのすばる望遠鏡と同じ形式の本体と架台です。
　案内は若くて素敵なお嬢さんが担当です。タッチパネルで操作し、架台が動くとドームも連動で動き出します。素晴らしいです。
　ナスミス焦点になっているので眼視観測者の視点はいつでも一緒です。大型望遠鏡でも安全に観察できます。この日の昼の空は雲が多かったものの、雲の切れている方向を適切に判断し、オリオン座のリゲルを見せていただきました。アイピースを覗くと副鏡の陰が気になったものの、少し視線をずらすと青空の中にしっかりとリゲルの輝きを確認できました。

電波天文台公開 2010.04.10・11

　去る4月10日（土）11日（日）に日立市、高萩市にまたがる宇宙電波望遠鏡・宇宙科学教育センターの一般公開が行われ、私も遊びに行ってきました。

　両日とも敷地内では天文台公開と並行して桜まつりが行われており、かなり賑やかでした。宇宙科学教育センターでは11日に国立天文台の柴田克典教授の講演があり、最新の電波天文学の現状を教えていただきました。12日には茨城大学の横沢教授をはじめ天文関係各方面の方々がお話と質問を受け付け、サイエンスカフェということでジュースをいただきながら和やかに質疑応答が行われました。ひとつ気になったのは表の公園でアマチュアロックバンドのコンサートが行われており、宇宙科学教育センター内の講演会にとってはちょっと耳障りでした。時間をずらすかコンサートの場所を移動していただきたいと思います。ひたち星の会のkawaさんも宇宙科学教育センターで日立シビックセンターの宇宙グッズを出張販売していました。12日にはほとんど完売のようでした。

　肝心のパラボラアンテナは通信用から天文学用に改造中で、見た目にはあまり進行していないようでしたが着実にソフト・ハードとも整備されつつあるようです。

　電源射では4次元シアターといって三鷹（国立天文台）で開発されたものを公開していました。とてもすばらしい立体映像でしたが上映時間がちょっと短かったような気がします。すこし構成を考えていただければもっと素晴らしいものになると思います。

　今後個人的には光学天文台の併設、もしくは光学天体望遠鏡での天体観望会を行っていただき、電波天文学とのコラボレーションを実現させていただきたい思います。