2019年1月2日に日立市かみね公園頂上展望台脇、バルカン像前でカノープス観望会を実施しました。
りゅうこつ座の一等星「カノープス」は前転で2番目に明るい恒星ですが、南に低くめったに見ることができません。中国では南極老人星と呼ばれこれを見ると長生きできるとの言い伝えがるほどです。この日は快晴で日立セメントの煙突の煙もなくまずまずの見え方でした。ただしカノープスを望遠鏡で覗くと大気の影響で赤や緑の色が着き、肥大してまるで火星を見ているようでした。
下の写真は36分間で星の軌跡を現したものです。街明かりが乱れて抽象画のようになっていますが、おそらくインターバルの時間が短かった為の影響だと思われます。
下の写真はインターバルを少し長くとったもので、2分間の軌跡となります。
この夜は大変いい天気でしたので(大変寒かったのですが)、色々な天体を楽しみました。
■暗めのしぶんぎ座流星群5個くらい。
■淡いながらしっかり見えたウィルタネン彗星
■定番のオリオン大星雲
■ウルトラマンの故郷M78星雲
■リゲルの伴星。
■シリウスの伴星は確認できず。
■最強の二重星カストル。
■ファインダーで見るのが丁度いいすばる。
■暗黒帯が見えるような気がしたソンブレロ星雲
■久しぶりのM65・M66
■たくさんの二重星めぐり。
■金星、細い月、木星のランデブー
■綺麗な朝焼け
など、自由気ままに望遠鏡を振りました。下の写真は金星、細い月、木星のランデブーです。
とうとう朝日が昇るまで堪能してしまいました。